2024年12月にiDeCoの制度改正が施行され、企業型DC(確定拠出年金)加入者のiDeCo掛金上限が大幅に引き上げられました。改正のポイントをわかりやすく解説します。
2024年12月改正の主なポイント
1. 企業型DC加入者のiDeCo掛金上限が引き上げ
改正前後の比較:
- 改正前:企業型DCのみ加入者のiDeCo上限 → 月20,000円(条件あり)
- 改正後:月55,000円から企業型DC掛金を差し引いた残額(最大月20,000円まで)
企業型DC掛金が少ない場合、iDeCo掛金を多くできるようになりました。
2. iDeCoの受給開始可能年齢の上限が75歳に延長
- 改正前:受給開始は60〜70歳の間
- 改正後:受給開始は60〜75歳の間に拡大
老後の働き方が多様化するなか、受給開始を遅らせることで運用期間を延ばせるようになりました。
3. 加入可能年齢の上限が65歳まで延長
- 改正前(2022年5月〜):60歳から64歳まで加入可能(国民年金被保険者に限る)
- 2022年5月改正により既に実施済み:65歳未満まで加入可能
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2022年改正のおさらい(重要な変更点)
- 企業型DC加入者が規約変更なしでiDeCoに加入できるようになった(2022年10月〜)
- 加入可能年齢が60歳から65歳に引き上げ(2022年5月〜)
- 受給開始の上限が70歳から75歳に拡大(2022年4月〜)
改正で何が変わる?具体的な影響
- 企業型DCの掛金が少ない人 → iDeCoの掛金を増やせる
- 60歳以降も働く人 → 最大65歳まで掛金を拠出できる
- 受給を遅らせたい人 → 75歳まで運用を継続できる
改正後の掛金上限まとめ(2024年12月以降)
- 自営業・フリーランス(第1号):月68,000円
- 企業年金なし会社員(第2号):月23,000円
- 企業型DCのみ加入(第2号):月55,000円からDC掛金を差し引いた額(上限月20,000円)
- 企業型DC+DB加入(第2号):月27,500円からDC掛金を差し引いた額(上限月12,000円)
- 専業主婦(第3号):月23,000円
よくある質問
Q. 2024年12月改正でiDeCoの掛金を増やせますか?
企業型DCに加入している方は、DC掛金が少ない場合にiDeCo掛金を増やせる可能性があります。自分の会社のDC掛金を確認したうえで、iDeCoの掛金を見直してみましょう。
Q. iDeCoの受給開始を75歳まで遅らせるメリットはありますか?
運用期間を延ばすことで資産が増える可能性があります。また、現役中の収入が多い場合に受給を遅らせることで、より低い税率での受取が可能になる場合もあります。


