「iDeCoで何を選べばいいかわからない」という方向けに、年代・リスク許容度別のおすすめポートフォリオを3パターンで解説します。
📊 ポートフォリオ選びの基本原則
- 若いほど株式比率を高く(時間で回復できる)
- 60歳に近づくほど債券・安定資産の比率を高く
- iDeCoは長期投資→コスト(信託報酬)が最重要
パターンA:20〜30代向け・積極型(株式100%)
長期投資の時間がある20〜30代は、リスクを取って株式100%で運用するのが最も合理的です。
| 商品 | 比率 | 信託報酬(目安) |
|---|---|---|
| eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 100% | 約0.058% |
1本で全世界約3,000銘柄に分散投資できます。「迷ったらこれ1本」が定番の選択です。
代替案:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)100%でも可。米国集中リスクはあるが過去のリターンは優秀。
パターンB:40代向け・標準型(株式70%・債券30%)
老後まで15〜20年ある40代は、株式メインを維持しつつ債券を加えてリスクを少し抑えます。
| 商品 | 比率 | 信託報酬(目安) |
|---|---|---|
| eMAXIS Slim 全世界株式 | 70% | 約0.058% |
| eMAXIS Slim 国内債券インデックス | 20% | 約0.132% |
| eMAXIS Slim 先進国債券インデックス | 10% | 約0.154% |
パターンC:50代以上向け・安定型(株式50%・安定資産50%)
受取まで10年以内の50代以降は、下落ダメージを抑えるため安定資産の比率を高めます。
| 商品 | 比率 | 信託報酬(目安) |
|---|---|---|
| eMAXIS Slim 全世界株式 | 50% | 約0.058% |
| eMAXIS Slim 国内債券インデックス | 30% | 約0.132% |
| 定期預金(元本確保型) | 20% | なし |
ポートフォリオの見直しタイミング
- 年に1回リバランス(比率がズレたら元に戻す)
- 50歳を過ぎたら株式比率を段階的に下げる
- 大暴落時は慌てて売らない(長期保有が前提)
信託報酬の差が30年でどれだけ影響するか
| 信託報酬 | 月2万円・30年後の資産(利回り5%前提) | コスト差 |
|---|---|---|
| 0.058%(eMAXIS Slim) | 約1,640万円 | — |
| 0.5% | 約1,530万円 | 約110万円の差 |
| 1.0% | 約1,390万円 | 約250万円の差 |
まとめ
- 20〜30代:全世界株式インデックス100%のシンプル戦略が最合理的
- 40代:株式70%+債券30%で少しリスクを抑える
- 50代以降:株式50%+安定資産50%で受取に備える
- 信託報酬は低いほどよく、0.1%以下の商品が揃う証券会社を選ぶ
よくある質問
Q. iDeCoで元本確保型(定期預金)だけにしても大丈夫ですか?
節税効果は受けられますが、運用益がほぼゼロになります。インフレに負けるリスクがあるため、長期投資が前提なら株式インデックスとの組み合わせをおすすめします。
Q. ポートフォリオは途中で変更できますか?
はい、スイッチングで運用中の資産の配分を変更できます。また配分変更で今後の積立割合だけを変えることも可能です。年1回程度のリバランスが推奨されています。


