iDeCoで損をするケース・デメリットを徹底解説【2026年版】

iDeCo基礎知識

iDeCoは節税効果が高く老後資産形成に有効な制度ですが、場合によっては損をするケースもあります。デメリットを理解したうえで加入を検討しましょう。

iDeCoで損をする・向かないケース

1. 住宅ローン控除と重なる時期

住宅ローン控除で所得税がゼロになっている場合、iDeCoの節税効果(所得税分)が得られません。住民税の節税効果は残りますが、フルに活かせない時期があります。

2. 短期間しか加入できない場合

加入から短期間で脱退できる場合は限られており、原則60歳まで引き出せません。お金が必要になっても使えないリスクがあります。特に30代以降に多額の支出が見込まれる場合は注意が必要です。

3. 受取時の税負担が大きいケース

退職金が多い会社員の場合、退職所得控除の枠を退職金が使いきってしまい、iDeCoの一時金受取時に課税されるケースがあります。

  • 退職所得控除は勤続20年まで1年あたり40万円、21年以降は70万円
  • 退職金が大きい場合、iDeCoの受取を「分割・年金」形式にするなど工夫が必要

4. 運用成績がマイナスになる場合

iDeCoは元本保証ではなく、選ぶ商品によっては運用成績がマイナスになることもあります。特に短期間での運用では元本割れのリスクがあります。

5. 中小企業に勤めていて退職金がない場合(制度理解が必要)

退職金がない場合、iDeCoの退職所得控除が満額使えます。ただし受取方法を誤ると思わぬ税負担が生じることもあります。

6. 節税効果がほとんどない所得水準

課税所得が低い(住民税非課税世帯・専業主婦など)場合は、節税効果がほとんどありません。

iDeCoのデメリットまとめ

  • 60歳まで原則引き出せない(流動性リスク)
  • 手数料がかかる(最低月171円)
  • 元本保証なし(投資リスク)
  • 受取時に税金がかかるケースがある
  • 住宅ローン控除と重なると節税効果が薄れる

それでもiDeCoが有利な理由

上記のデメリットを理解したうえで、次の条件が揃う人にはiDeCoは強力な制度です。

  • 課税所得がある(税率10%以上)
  • 60歳まで引き出さなくてよい余裕資金がある
  • 長期運用(15年以上)できる
  • 低コストのインデックスファンドで運用できる

よくある質問

Q. iDeCoは絶対に損をしませんか?

元本保証の商品(定期預金型)を選べば元本は保証されますが、運用商品によっては元本割れするリスクがあります。また、受取方法によっては税負担が生じることもあります。

Q. iDeCoを途中でやめることはできますか?

掛金の拠出を停止(運用指図者になる)ことはできますが、原則60歳まで資産を引き出すことはできません。特定の条件(障害・死亡など)を除いて途中解約はできません。

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